冬は脳卒中のリスクが急増する季節!

Fromみどりかわたく
リビングより

寒い季節になると、脳卒中患者数が増えるといわれています。
その理由は、冷たい空気に交感神経が刺激され、血管が収縮し、血圧を上昇させるためです。
また、寒冷刺激により急激に血圧が上昇する場面が増えることで、脳出血などのリスクを増やします。

中でも特に注意したいのが、早朝高血圧の人です。
朝の血圧だけが急激に上がる人は「モーニングサージ」タイプと呼ばれることもあり、脳卒中の危険度が特に高いともいわれています。
早朝高血圧の特徴は、日中の血圧はほぼ正常値を示すため、朝に血圧を測る習慣がないとなかなか気付けないことです。

早朝高血圧が原因の脳卒中は、特に起床後1~2時間が危険な時間帯といわれています。
気温の低い冬は、布団の中と外だけでも寒暖差が大きくなりやすいので、目覚めてすぐに活動すると、血圧も一気に上昇しやすくなります。
できるだけ布団の中で5~10分ほど起きて過ごす時間を確保し、完全に目覚めてからゆっくりと起き上がって活動するように心がけましょう。
また、起床時の寝室の温度が低くなりすぎないよう、暖房器具などを使って調整し、寝ている時と起きた時の寒暖差をできるだけ少なくすることも大切です。
布団から出て震えるほど寒い環境だと、それだけ血管が収縮し、血圧の上昇を招きやすくなることを覚えておきましょう。
枕元にカーディガンなどの羽織りものや、靴下などを置いておくと、夜間のトイレの際に起きる時なども安心です。

そのほか、近年よく耳にするようになったヒートショックも、血圧を一気に上昇させて脳卒中のリスクを高めます。
暖かいリビングから寒い脱衣所への移動、そこから衣服を脱いで暖かい浴室への移動、さらに温度の高い湯船に浸かることで、血圧は上がったり下がったりを繰り返し、大きな負担がかかってしまいます。

ひと昔前まで、脳卒中はある日突然起こる病気として恐れられていました。
しかし、脳卒中の中でも特に脳梗塞の場合は、多くの場合前兆が見られることも分かってきています。
脳梗塞の前触れには、
・手足の力が急に抜ける
・手足のしびれや動きにくさがある
・片方の目が一時的に見えにくくなる
・ろれつが回らなくなる
などの症状があります。
脳卒中のリスクが高まる冬場は特に、これらの前兆を知っておくことで、自分の命を守ることにもつながります。